ドローンを使った空撮映像は、見る人を惹きつける魅力があります。「自社でもドローン空撮をしてみたい」と考える人も多いことでしょう。この記事では、ドローン撮影に強みがあるおすすめ制作会社と依頼時のポイントを解説します。
現在、ドローン市場は拡大を続けており、2022年には2,116億円もの市場規模に成長するとされています。このような背景もあってドローン撮影を請け負う制作会社も増加しており「違いが分からない」と悩む方も少なくありません。
そこで本記事では、ドローン撮影のおすすめ動画制作・映像制作会社を20選にして紹介します。また、依頼時のポイントやよくある質問も解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ドローン撮影のおすすめ動画制作・映像制作会社20選
ドローン撮影を検討したときにおすすめしたい動画制作・映像制作会社は以下の20社です。ここではそれぞれの会社の特徴などを解説しますので、詳しく見ていきましょう。
1.株式会社EUREKA
株式会社EUREKAは、2018年に設立された映像制作・産業ドローンに関する業務を行う企業です。マイクロドローンを使用したCM制作やライブ配信に強みがあり、従来のドローンでは飛行できなかった狭い場所の撮影や調査に対応できます。
制作事例も豊富にあり、TVCM、MV、テレビ出演。また、リクルートCMでACCスタッフ賞受賞するなど数多くの作品や実績があります。
2.株式会社 ジム
株式会社 ジムは、1981年に設立されたドローン空撮や太陽光サーモグラフィ撮影を得意とする企業です。人口が密集する地域での撮影に対応できる包括申請を取得しており、都市部での空撮に強みがあります。
テレビ放映された制作事例が多く「マツコの知らない世界」や「沸騰ワード10」などの空撮映像などの実績があります。
3.株式会社ドローンエンタープライズ
株式会社ドローンエンタープライズは、2017年に設立された広告やPRなどクリエイティブ制作に特化した企業です。
明確な時間制の料金形態に加えて、撮影数やフライト数が無制限であることが強みといえるでしょう。映画や企業PRの制作事例が多く、映画「エキストロ」や企業PR「GINZA SIX」などの空撮映像の実績があります。
4.トーフナ映像株式会社
トーフナ映像株式会社は、1981年に設立されたテレビ番組やイベント撮影など幅広いジャンルに対応できる企業です。ドローンのみではなく、ヘリコプターを併用した撮影にも対応でき、あらゆる撮影手法を選べることが強みといえるでしょう。
制作事例としては「パナソニック」のCMなどがあり、ほかにも手軽に利用できる空撮素材の販売も行っています。
5.株式会社ロボインク．
株式会社ロボインク．は、2014年に設立されたドローン空撮からWebコンテンツ、サウンドの企画まで幅広く対応できる企業です。
柔軟な発想力と提案力に優れており、見る人を惹きつけるコンテンツ作成に強みがあります。制作事例としては「ニッポンの地図」や「ヒルナンデス」などで使用された空撮映像などがあります。
6.株式会社FIVE
株式会社FIVEは、2015年に設立されたドローンを利用した映像やデジタルコンテンツやイベント運営を手がける企業です。
最新のドローン技術を取り入れ、クオリティの高い動画制作に強みがあります。ほかにも企業PRや採用案内なども得意分野です。制作事例としては、企業説明会動画やプロサーファーのドローン空撮などがあります。
7.株式会社インフォニー
株式会社インフォニーは、不動産に関連する動画制作を手がける企業です。不動産会社のPR動画やルームツアー映像の作成に強みがあります。
また、企業が求めるあらゆるニーズを汲み取った映像作品が得意分野です。リーズナブルな制作費用も魅力だといえるでしょう。制作事例としては、建築士事務所のルームツアー動画や分譲地の案内動画などがあります。
8.株式会社思創堂
株式会社思創堂は、2008年に設立された動画制作やデザイン作成、ドローン空撮などを手がける企業です。空撮では、社屋の撮影や現場記録、観光地のプロモーションなどに強みがあります。
また、年間人口集中区包括申請国土交通省許可を取得しているため、日本全国の空撮に対応可能です。制作事例としては、救命器具会社のプロモーション動画やリクルート用動画などがあります。
9.株式会社いわき印刷企画センター
株式会社いわき印刷企画センターは、1965年に設立された紙媒体から映像制作まで幅広く対応できる企業です。
ドローン空撮においては、最新のものを活用した4K映像の撮影ができ、細部までこだわり抜いたデザイン制作に強みがあります。また、制作から編集、動画サイトへの投稿まで全てを包括して対応してくれることもメリットです。
10.株式会社シーズ
株式会社シーズは、2004年に設立されたシステム開発やWebサイト構築など、幅広く対応できる企業です。
ドローン空撮においては4K対応しており、コーポレートサイトやランディングページの最適な映像作成に強みがあります。制作事例としては、ホテルの公式サイトトップページに掲載するドローン空撮映像の撮影・編集などがあります。
11.株式会社サークル
株式会社サークルは、1990年に設立されたドローン空撮の映像制作実績が豊富な企業です。
産業用ドローン・プロモーション用ドローンを使い分けて対応し、橋梁の点検や調査・番組制作まで幅広く対応できるのが強みといえます。制作事例としては、花火大会のプロモーション動画や大規模マンションの空撮動画などがあります。
12.株式会社コードデザイン
株式会社コードデザインは、2013年に設立されたWebデザインや広告、映像制作を手がける企業です。ドローン空撮においては、テレビ番組やCMに使用する映像の撮影に強みがあります。
また、360ドローンやVRなどの特殊撮影にも対応可能です。制作事例としては「ジョブチューン」のドローン空撮映像や「ルスツリゾート」プロモーション動画などがあります。
13.株式会社TAO
株式会社TAOは、2003年に設立されたプロモーション動画や製造業用映像の企画から編集までを手がける企業です。
ドローン空撮においては、目的や用途に合った映像の撮影や編集に強みがあり、多数の実績を有しています。制作事例としては、「リンナイ」のテレビCMや自動車メーカーのプロモーション映像などがあります。
14.HanaCinema株式会社
HanaCinema株式会社は、2006年に設立された映像制作やWebサイト作成を手がける企業です。ドローン撮影においては、ダイナミックな映像制作に強みがあり、観光地のプロモーションや商品・イベント用動画の実績が豊富にあります。
制作事例としては、JR東日本「左沢線開通100周年記念イベント」の空撮映像や、不動産物件のプロモーション映像などがあります。
15.株式会社テナシティー
株式会社テナシティーは、会社案内や商品紹介動画などを多数手がける企業です。動画に求める結果から内容を企画してくれる手腕に強みがあり、ドローン空撮においては6K撮影・2名体制でのオペレーション提供が特徴といえます。
制作事例としては、部品制作会社の企業紹介動画やテストセンターの紹介動画など多岐にわたります。
16.株式会社アンスリック
株式会社アンスリックは、2006年に設立された広告・CM制作、グラフィックデザインなどを手がける企業です。
ドローン撮影においては、プロモーションから映画まで対応できる撮影能力とライブ配信に強みがあります。制作事例としては、自動車メーカーのサイネージ映像や大津市のプロモーション動画などがあります。
17.株式会社GlobalJapanCorporation
株式会社GlobalJapanCorporationは、2011年に設立されたコストパフォーマンスに優れた映像制作を提供している企業です。
制作規模やジャンルを絞ることによって、手頃な価格から映像制作の企画立案してくれることが強みといえ、ドローン空撮においてはイベントのPRや観光地の撮影を得意としています。制作事例としては、自動車ディーラーの紹介動画やシステム開発会社のテレビCMなどがあります。
18.株式会社オールライト
株式会社オールライトは、2007年に設立された広告運用から動画制作まで幅広く手がける企業です。
送信機能付きドローンを採用しており、スピーディーな空撮映像の作成に強みがあります。また、時間単位で金額がわかりやすいプランも特徴的です。制作事例としては、川崎競馬の馬主募集動画や社会福祉法人の紹介動画などがあります。
19.株式会社アイビーエムエイ
株式会社アイビーエムエイは、1977年に設立されたグラフィック制作やイベント企画などを幅広く手がける企業です。ドローン空撮においては、有資格のスタッフによる高いクオリティと撮影から制作までワンストップで提供できることが強みだといえるでしょう。
制作事例としては「LAND CRUISER AMBULANCE」のプロモーション映像や、ヘルスケア企業のイベント用動画などがあります。
20.株式会社サムシングファン
株式会社サムシングファンは、2003年に設立された映像制作やマーケティングツールの提供を手がける企業です。
ドローン空撮においては打ち合わせから撮影、編集までをパッケージとして提供されていることが強みだといえるでしょう。希望を伝えるだけで思い描いた動画を制作してくれます。
制作事例としては「CYOYA」大地の梅PRドキュメンタリー映像や、兵庫県三田市にある総合文化センター「郷の音ホール」の紹介動画などがあります。
ドローン撮影を依頼する際の3つのポイント
ドローン撮影を依頼する際のポイントには、以下の3つが挙げられます。
ポイント1.急な天候変化への準備
ポイント2.具体的なイメージの提示
ポイント3.申請が必要となる許可の有無
ドローンの空撮は天候・申請の煩雑さがネックとなることが多いようです。ここではそれぞれのポイントについて解説します。
ポイント1.急な天候変化への準備
ドローン撮影は天候に大きく左右されます。基本的に雨天時は撮影できないと設定されている場合がほとんどです。また、濃霧が発生した場合も、視界の確保が難しいため撮影できません。
そのため、スケジュールを組むときには、急な天候変化へ準備しておくことが大切です。事前に予備日を設けておくと、天候が悪いときでも対応しやすいでしょう。
また、撮影時の天候や時間帯によって、映像の仕上がりが大きく変わることも知っておくと理想の映像を制作することにつながります。
ポイント2.具体的なイメージの提示
ドローン撮影に限らず、動画・映像制作を依頼する場合、具体的なイメージ制作会社へ提示しましょう。その際、口頭や文章での指示に加えて、参考となる動画を提示すれば認識の不一致を避けられます。
また、映像の使用目的も伝えておきましょう。そうすることによって、制作会社は映像の方向性を明確にして最適な成果物を作りやすくなります。これらに加えて、画質やアスペクト比、納品形式についても十分にすり合わせておくと失敗を防げるでしょう。
ポイント3.申請が必要となる許可の有無
ドローンを用いて撮影する場合、航空法、電波法、道路交通法、自治体条例などを遵守しなければなりません。また、私有地での撮影においては、土地管理者の許可を得る必要もあるでしょう。
もちろん、自社の敷地で撮影する分には許可申請の必要はありませんが、人口密集地の撮影には複雑な申請手続きが求められます。さらに、操縦者の技量も必要です。映像制作を依頼した場合、撮影に必要な申請は制作会社が進めてくれますが、進捗ごとに内容を確認しましょう。
ドローン撮影の動画制作や映像制作でよくある3つの質問
ドローン撮影の動画制作や映像制作でよくある質問には、以下の3つが挙げられます
質問1.ドローンを使った動画を制作するメリットは何ですか？
質問2.ドローン撮影はどのようなシーンで活用できますか？
質問3.制作会社によるドローン撮影費の内訳は？
ここではよくある質問について解説しますので、詳しく見ていきましょう。
質問1.ドローンを使った動画を制作するメリットは何ですか？
ドローンを使った動画を制作するメリットは、コストをかけずに空撮できることや迫力のある映像を撮影できることなどが挙げられます。
従来、空からの映像はヘリコプターや小型飛行機をチャーターして行われてきました。これらの撮影は10万円単位の費用が最低でも必要です。しかし、ドローンを使うと10万円以下で空撮映像を作成できます。
また、ドローンは小型・無人で撮影できるため、人間が立ち入れない場所でも撮影可能です。たとえば、火山の火口付近や人がいない大自然などはドローンでの撮影が適しています。
質問2.ドローン撮影はどのようなシーンで活用できますか？
ドローン撮影は企業で利用される場合、以下のようなシーンで活用されることが多いようです。
- 企業のPR動画：短時間で視聴者へ強い印象を与えられる
- 施設の紹介動画：施設の全体像を視覚的に伝えられる
- 不動産の紹介動画：普段見られない屋上や屋根などを紹介できる
これらのほかにもCM撮影やPR、工事や測量など、さまざまなシーンでドローン撮影が利用されています。
質問3.制作会社によるドローン撮影費の内訳は？
制作会社によるドローン撮影費の内訳は、以下の通りです。
- 基本料金：会社ごとに異なるが5万円〜
- オプション料金：機材のアップグレードや人員が増えた場合に必要
- 付帯料金：飛行機許可や保険料、事務手数料など
これらの料金を合計することによって、ドローン撮影費が決まります。見積もりを確認して「高い！」と感じるかもしれませんが、ドローン空撮のプロに仕事依頼することで、クオリティの高い映像が作成できると思えば無駄な支出ではありません。
まとめ
ドローン空撮を得意とするおすすめの映像制作会社から依頼するときに知っておきたいポイント、よくある質問まで解説しました。ドローンを使った空撮映像は迫力があり、見た人を惹きつける魅力があります。自社のアピールや商品紹介を検討している人は、おすすめ企業の中から最適な制作会社を探してみてはいかがでしょうか。